梅雨の時期の養生方法
皆さん、こんにちは。
京都府の京田辺市で妊娠準備治療(妊活・不育・不妊症)を得意としております「高橋鍼灸院」です
もうすぐジメジメした「梅雨」が近づいてきます。
今日は、梅雨の時期はどのように過ごしたらよいのか。
『梅雨時期の養生方法』をご紹介していきたいと思います。
梅雨になると、雨続きで湿気が多くなり、私達の体内にその湿気が入ってきます。
その影響で体調不良を起こしやすくなります
人体への悪影響を及ぼす湿気を東洋医学では、『湿邪(しつじゃ)』と言います。
毎年、梅雨時期になると・・・、
①食欲不振
②便秘等の便障害
③身体の倦怠感
④頭痛
⑤坐骨神経痛等の神経障害
等々
これらを訴える方が増加します。
また、妊娠準備治療をされている方で、クロミッドやルトラール等のホルモン剤を投与されている方は、梅雨時期になると倦怠感や眠気等の副作用が強く起こる傾向がございます。
①に関しては、
東洋医学では、「湿」は脾胃の消化器系の働きを低下させると言われています。
よって、湿気の多くなる梅雨の時期は、一年で一番消化器系の働きが悪くなり、食欲不振が起こります
②は、湿気の性質である「粘滞性」が原因しております。
湿は粘り気があり、その粘りは身体の中では気血の流れを停滞させる特徴がある為、便の流れが滞ってしまうと言う訳です
③・④・⑤は、湿気のもう一つの性質である、「重濁性」が原因しております。
これは読んで字の如く、湿には重さやだるさの特徴があり、身体に侵入してくると倦怠感・頭痛・神経疼痛等が出現しやすくなります。
対策としては、唐辛子やニンニクのちょっと辛くてクセの強い食べ物を食べると除湿作用になります。
また、トマトやキュウリ等の夏の食べ物を食べる事により、利尿作用が働き、身体の余分な湿気を代謝してくれます。
但し摂取過多は、体温を下げてしまう原因にも繋がりますので、量を調節して食べましょう
また運動で適度に発汗させることにより、余分な水分を代謝させてくれます。
これから始まる梅雨の時期を元気に乗り切っていきましょうね!